雪の日の運転は降雪地域にお住まいのドライバーには日常茶飯事でも、めったに雪の降らない非降雪地域のドライバーにとっては非常事態!今回は非降雪地域にお住まいのドライバーに向けて、雪道走行時に注意すべきポイントをご紹介します!
①早めのライト点灯
雪の日は、雨天時以上に視界が悪くなります。雪が少しでも降ってきたら、早めのライト点灯を心がけましょう。自動車メーカー各社では、ヘッドライトをロービームにし、フォグライト※の併用を推奨しています。ハイビームは雪で光が乱反射し、逆に視界が悪くなることがあります。
※白または黄色い光の補助灯。前部霧灯(むとう)とも呼ばれます。
②路面の凍結
冬場の路面状況はその日の天候はもちろん、時刻や通行量によって大きく変化します。また、夜に雪が降った場合、翌日晴れたとしても日陰や脇道などは凍結している可能性が高いです。路面が黒く光って見える道やトンネルの出入り口などは、積雪がなくてもとくに注意しましょう。路面状況や気温によって凍結が起こりやすい場所には凍結注意の看板などが設置されています。これらの案内に注意を払い、凍結が予想される場所では特に慎重に運転しましょう。
③雪の中にも注意
積雪により縁石や、側溝などが埋まって隠れてしまうこともあります。必要以上に端っこを走行してしまうと雪の中に隠れていた縁石に乗り上げてしまったり、側溝にタイヤが落ちてしまい、身動きが取れない状況になることもあります。これらを防止するために、雪道ではなるべく前の車が通過した跡”轍(わだち)”をなぞるように走行しましょう。轍の幅と自分の車の横幅が合わない時は方輪しか轍を走行することできません。そのような時は大きくハンドルを取られることもありますのでしっかりハンドルをもち、慎重に走行しましょう。
①”急”のつく運転操作の防止
雪道では急ブレーキや急ハンドル、急加速といった”急”のつく運転操作に注意しましょう。これらはタイヤが滑り出す原因となってしまいます。いつも以上に車間距離や速度に気を配り、慎重に運転することが雪道での運転の何よりのポイントです。
②車間距離
雪の日は車が止まりにくい路面状況になります。前方の車との間隔を普段より広めに取り、急な停止や回避が必要な場合に備えましょう。また後続車が追突してくる場合もありますので、停止する際には後続車への配慮も忘れずに行いましょう。
③車線変更
雪の日は車線変更や追い越しを極力避けるのがベターです。これらは運転操作が複雑になる上に、雪道や凍結路面で行うとスリップの原因となります。そのためそもそも車線変更が必要のない経路設計をしたり、出発時間に余裕を持たせて追い越しをしなくても良い状況を作ったりと、事前準備で雪道での事故を防止しましょう。
①適切なタイヤの使用
スタッドレスタイヤやチェーンを装着しておくことで、雪道でのトラクションを向上させることができます。寒冷地域での運転ではこれらの装備が法律で義務付けられることもあります。旅行やドライブなどで降雪地域に行く際にはこれらを確認していかないと運転できないことがありますので注意しましょう。
タイヤチェーンなどは装着することで雪道での駆動力を高めることができ、立ち往生を防止することができますが、静動力には大きな効果を発揮しません。チェーンを巻いたから滑らないということはありませんので十分に気をつけて運転しましょう。
また、タイヤチェーンは駆動輪に装着します。前輪駆動車であれば前輪に、後輪駆動車であれば後輪に装着します。ご自身の車の駆動輪がどちらなのかを確認してからチェーンを装着しましょう。
②非常時の準備
1年に1度は、雪の中で何時間も車が立ち往生する渋滞が発生したというニュースを見かけます。万が一渋滞に巻き込まれた際には車中で待機しなければならないため、車には非常時に役立つものを積んでおきましょう。
寒さを凌ぐための防寒着や毛布、除雪に必要な雪かき道具や懐中電灯、非常食や飲料水、携帯トイレなどがあるとよいでしょう。
可能であれば事前に降雪量が多いことが分かれば外出を控えるのも大切な選択肢の一つです。
③ルートの確認
雪道を運転する前に、ルートを確認しましょう。気象情報や交通情報をチェックして、可能であれば安全な道を選択します。また、悪天候時の代替ルートも把握しておくと安心です。タイヤチェーン規制等も確認しましょう。
④自動車まわりの積雪確認
出発する前には、車の周囲に積もった雪を確認しましょう。ルーフやヘッドライト、バンパーに雪が積もっていると、運転中に落ちてくることがありますので注意が必要です。
私は赤信号で車を停止した際、反動でフロントガラスに残雪が落ちてきて前が見えなくなりかなり焦りました(汗)
いかがでしたか?今回は雪道走行時に注意すべきことについてご紹介しました♪雪国育ちの私ですが毎年雪道運転は慣れません。今年は暖冬で雪国では雪がとても少ないですがこれからの時期はとくに突然の雪に見舞われる事態もあり得ます。そんなときは、まずは気持ちを落ち着かせ、心がけるべきポイントを思い出して安全に走行してくださいね。